立っているとふくらはぎがカチカチになる原因は姿勢と重心でした

からだケアパーク鍼灸院接骨院

2019年03月16日 19:35

岡崎市の南公園の近くにある、「痛み」「姿勢」「動作」の専門院として生活に新しいプラスαの提供を目指す町の小さな鍼灸接骨院のからだケアパークです。





長いことたっているとふくらはぎがカチカチになって痛くなってしまうことはありませんか?



また、長時間立ち続けていると、むくんで靴下のあとがくっきり残ることもあったり・・・。


この場合、ふくらはぎを温めたり・マッサージ・ストレッチをするのみでは、なかなか改善することはできません。


改善したとしても、一瞬だけですぐに戻ってしまうことが多いです。


なぜなら、筋肉がカチカチになる原因は立った姿勢と足の重心位置に問題があることが多いからです。


今回は、ふくらはぎの筋肉に起こる問題とそれらに関わる姿勢や重心位置について、改善方法も含めてお話していきたいと思います。


そもそも、ふくらはぎってどんな筋肉なのでしょうか?


簡単に説明します。


ふくらはぎは多くの構成要素がありますが、筋肉で分類した場合大きく分けて下腿三頭筋、ヒラメ筋という筋肉の2種類があります。




この2つの筋肉の作用は次の通りです。


①足が地面についていなければ、つま先を下に向ける動きをする筋肉になります。

 

➁足が地面についていれば、踵を地面から浮かすような作用があり、重心はつま先へ移動します。



つまり、ふくらはぎの筋肉が働くと前方重心となります。


言い換えれば、前方重心であれば、ふくらはぎの筋肉を使っていることになる訳です。


それではここで、普段何気なく立っているだけなのに、ふくらはぎがカチカチになって痛みが出てしまう理由について、考えてみましょう。


原因は普段の姿勢と足の裏の重心位置に大きく関係しています。


まず、悪い立ち姿勢を説明します。


次の【不良姿勢】の写真をご覧ください。


「つま先に体重がかかり過ぎている状態」で、「かかとに体重が上手に乗せれていない状態」です。


【不良姿勢】・・・Before 
からだの黄色ラインが赤色ラインの前方を通過しており、重心が正常よりつま先側にあります。


本来の正しい姿勢は黄色のラインが赤色のライン上を通過する姿勢でなければいけません。


【良い姿勢】・・・After
からだの黄色ラインが赤色ラインの上を通過しており、重心が正しい位置の踵(かかと)側にあります。


このように本来あるべき姿勢から崩れてしまい、前方重心になることでふくらはぎに負担をかけてしまいます。


分かりにくい場合は、「踵(かかと)重心」と「つま先重心」を実際におこなってみた時、どちらの時がふくらはぎがカチカチになるのか試して頂くとよいでしょうね。


普段はほとんど無意識の状態ですが、姿勢が崩れ前方重心となっている場合、常にふくらはぎの筋肉が働いている状態となります。


当然、筋肉を使い過ぎているので、筋肉に疲労物質がたまったり、血行不良が起こり固くなります。


その結果「だるい・痛み・むくみ」といった状態になる訳です。


ふくらはぎの筋肉に負担をかけないようする為には、踵に重心を置くことと、横からみた時の足のラインが地面に対して垂直になるように気を付けましょう。


【良い姿勢】・・・After
からだの黄色ラインが赤色ラインの上を通過しており、重心が正しい位置の踵(かかと)側にあります。


普段からつま先に重心を乗せている癖がある場合、なかなか踵に体重を乗せるが難しい場合がありますが、ふくらはぎの筋肉に必要以上の負担をかけないように踵に体重が乗るように意識をしてみましょう。


ただし、どれだけ意識してもフラフラするなど踵にしっかり体重が乗らない場合、骨格の全体バランスを崩していることが考えられます。


その場合、スムーズに踵に体重を乗せれなかったり、まっすぐな姿勢を作れなくなっていることもあります。


姿勢が崩れている場合は、一度姿勢バランスをチェックする必要がありますね。


特に女性の方で台所で長時間立つことが多い方は、横からの姿勢を周りの方と一緒に一度チェックしてみるといいかもしれませんね。



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